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2021/11/30
私が住む郡上市八幡町の風景動画と、そこで活動しております尾藤法律事務所の紹介動画を、株式会社HIORYES(ヒオリス)の藤田豊和さんに作っていただきました。トンネルを抜けた瞬間の郡上市八幡町を一望する瞬間は、個人的に最も好きな郡上市八幡町の姿です。郡上八幡好きの方に是非とも見ていただきたい動画となっております。
遺言書はどうやって作れば良いですか?
2021/7/13
終活における重要な関心事としては、自分の財産を死後どうしたいかを決める事があるかと思います。その際、重要なのが死後の財産処分の方法を決める遺言書の作成です。
遺言書の作成方法は主に3つあり、自分一人で作る自筆証書遺言、公証人に作成してもらう公正証書遺言、内容を他人に知らせないで作成する秘密証書遺言があります。
この3つの中で最も簡単なのが自筆証書遺言です。この遺言は、遺言を残したい人が、遺言の内容、日付、自分の名前を書き、押印をすれば完成です。
この遺言で注意しなければならないのは、原則として全てを手書きしなければならないということと、日付については現実の日付を記載しなければならないということがあります。
その為、家族の方が代筆した場合は効力がなく、また、「令和3年7月吉日」とした自筆証書遺言も効力はありません。
このように自筆証書遺言は簡単に作れますが、注意点が多く、折角作っても効力に争いがあると、後の紛争の元となることもあります。
確実に有効な遺言書を残したい方は、法律家にご相談の上、公証人役場で作成する公正証書遺言を作られることをお勧めします。
家族に頼まれ保証人としてサインしましたが大丈夫でしょうか
2021/6/15
「家族がどうしてもサインして欲しいと頼むので、中身を読まずに契約書に保証人としてサインしてしまった。」という事例は、時折存在します。
この場合の契約書の例としては、金銭を借りる為の借用書であり、「迷惑をかけないから。」と言われながら、保証人の欄にサインを求められる場合が考えられます。
しかし、保証人は、実際に借りる人が、何らかの原因でお金を返せなくなった時の非常事態に備えて返済を保証してもらう為に存在するのであり、借主としても、契約当初は返済できるつもりがほとんどです。
その為、保証人の方は、当初のサインから年月が経った後に、突然責任が問われることになりかねず、当初契約内容をよく確認しなかったということも言い訳にならず、非常に大きな借金を代わりに負ってしまうこともあり得ます。
ただし、近年の民法改正により、保証契約については、内容によって公正証書による厳格な手続きが求められることもあり、手続きが取られていないことで契約内容が無効となる場合が存在します。その為、仮に、相談事例のような事があっても、諦めることなく一度弁護士に相談することが重要です。
家族の為にした借金を、その家族が払ってくれません
2021/5/13
経営者が経営に行き詰まった際に、その経営者の家族が消費者金融等で借金をして、経営されている家族に借りたお金をそのまま貸してしまうということがあります。その様な家族間の貸し借りの時に、多くの場合は「家族だから必ず返してくれる。」との思いから、契約書を作成せずに、そのままお金を渡している場合があります。
このよう状況で、家族の関係が良好な間は良いのですが、夫婦間の離婚等により関係が悪化した場合、それまでに貸していたお金を巡ってのトラブルになることがあります。トラブルになった際、契約書がなくても互いのやり取りをメール等で記録化している場合は、貸したことを証明して裁判でお金を取り戻すことも考えられますが、実際は証拠がないことが多いかと思います。
契約書等の証拠が存在しない場合、裁判で貸金としての返金を求めることは困難です。
家族同士であることから、相手を信用していないような気がして契約書を作らない人もいらっしゃるかもしれませんが、信頼できる者同士だからこそ、家族に迷惑を掛けずしっかりと返金することを借りた側が肝に銘じる意味で契約書を作ることが重要です。
子どもの借金を親は払うべきでしょうか?
2021/4/13
お子さんが4月から家を出てしばらく経ったある日、「お子さんの借金を払ってくれませんか?」と見知らぬ人が尋ねてきたら、どう対応すべきでしょうか。
中には、詐欺の場合もあるので、その際は警察に相談すべきですが、直接お子さんに確認したら本当に借金をしている場合もあります。
このような場合、法律上、保証人でもない限りは親であっても子どもの借金を払う必要はなく、「支払いません。」と言って断れば大丈夫です。
ですが、時には、子どもの生活を心配し、払う必要がないと分かっていながら支払う親さんもいらっしゃるかもしれません。このような対応は決して誤りではありませんが、代わりに払うことで、時にお子さんが借金を繰り返す切っ掛けになってしまう場合もあります。
その為、仮にお子さんの借金を払うときは、何故そのような借金をしてしまったのか、今後借金を繰り返さないようにするにはどうしたら良いかをお子さんとしっかり話し合ってから対応を検討することが重要です。
中には、法律上返さなくても良い借金の場合もありますので、借金の内容に疑問があるときは一度弁護士に相談してみるのも重要です。
遠くに住む相手と裁判するにはどうしたら良いですか
2021/3/16
郡上市内の方のご相談の中には、時折、東京や大阪等に住む相手方との紛争についての相談があります。
その際、電話や郵便による話合いで解決できれば良いのですが、双方の主張が折り合わず、裁判手続きを利用するしかない時は、裁判所をどこにするかは重要な問題となります。
特に遠方での裁判となった場合、本人か代理人である弁護士がその裁判所に出向かなければならない為、その移動費だけで高額な出費ともなりかねません。
このような何処の裁判所で裁判をするかについては民事訴訟法という法律に定められており、原則は、訴えの相手方の住所地の裁判所とされています。
しかし、それでは先に訴訟を起こした側が、相手の住所地まで出向かなければならず、請求する側にとって大きな負担です。そこで法律には、相手の住所地以外に、支払を行うべき場所の裁判所で裁判ができる等のルールも定めており、事件の内容によっては訴える側の近くの裁判所が利用できます。
裁判所が何処になるかは、訴訟が開始されてからでは変更が難しくなることもある為、遠方の相手方との紛争については、お近くの弁護士に対応方法等をご相談下さい。
郡上で働く
2021/2/3
尾藤法律事務所
弁護士
尾藤 望
中学時代の恩師の「君は弁護士にむいている」の一言がきっかけで弁護士を志す。
弁護士資格を取得後、東京での3年半の実務経験を経て、郡上で事務所を開設。
今年で創業10年目。
DATA
尾藤法律事務所
郡上市八幡町城南町218-1
0575-67-9107
bito@gujohachiman-lawoffice.com
9:30~17:30
土日祝休み
岐阜県弁護士会所属
キャッチ
郡上でできる仕事を考え
選んだのが弁護士
リード
「人の人生に深く関わり、人の助けになる、こんなやりがいのある仕事はない」と魅力を話す尾藤さんに仕事と地域の魅力をお聞きしました。
Q.仕事を選んだきっかけと魅力は?
私が子どもの頃、実家は土木業を営んでいました。ですが、その当時土木業がこれから先厳しい時代と言われており、会社勤めというのも気が向かず、将来、郡上で暮らしたいと思っていた私は、自分が郡上でできる仕事は何だろうと悩んでいました。将来の進路選択を考えていた際、中学時代の恩師に言われた「君は弁護士に向いている」という一言で弁護士を目指しました。具体的な仕事内容を理解したのは、中央大学に入学し実際の弁護士に出会ってからです。物事には良い面と悪い面がありますが、弁護士は多面的・客観的視点で事例を見て関わり、依頼者にとって一番いい解決法を提案できる、やりがいのある仕事だと思います。
Q.独立したのはいつ?
今から10年前です。弁護士資格取得後、3年半東京の弁護士事務所で勤め帰省しました。東京にはインパクトの大きな仕事があり、一時は40歳位になったら郡上に帰ることも考えました。しかし、全力で働くうちに、仕事に追われるだけの生活に疑問を感じ、また長く働くことでお客様との関わりと責任が強くなり、長く働いては郡上へ帰れなくなると感じ、三年半で帰省しました。帰省前は、郡上で仕事が成り立つかなど不安もありました。1年やってみて、赤字にならないことが分かり、腰が据わりました。
Q.地域に思うことは
岐阜県の人は、協調性があり無理なことは言わない気質だと思います。ただ未だに正当な権利を主張せず我慢をしてしまっている人もいると感じています。暮らしの中で疑問を感じる時は、法律扶助の制度もありますので気軽に相談ください。GUJO+コラムにも、相談事例を毎月掲載しています。ぜひ参考にしてください。
郡上は、人が人らしい生活のできる贅沢な場所だと思います。すぐ近くに自然があり、毎日がワーケーションのような場所です。多くの人が地域に愛着を持ち、伝統文化を大切にし、新しい発見に何度も会えるこの地域での暮らしに感謝したいと思っています。
弁護士にはどんな時に頼めば良いですか
2021/1/14
「弁護士に相談」といっても、どのような時に弁護士を利用したら良いのか分からない方も多くいるかと思います。
弁護士と似た業種には、税理士、司法書士等の士業があり、士業を利用したことのない人にはどれも同じに見えると思われます。
一部の士業について簡単に説明すると、税理士とは、税金に関する専門家であり、税務申告等の際に、複雑な税金について適切な申告等をする為に利用する士業です。
司法書士とは、不動産や会社の登記その他の法律事務の専門家であり、土地や建物といった不動産の名義を変更する時等に利用する士業です。
弁護士以外の士業は活動できる業務には限りがありますが、弁護士は法律に関わる全ての業務を扱える点で、どのような法律問題も対応でき、どのような相談でも可能です。
ただし、多くの弁護士は、他の士業と連携しており、税務申告については税理士の先生、登記については司法書士の先生にご協力いただいており、士業が互いに協力しているのが実際です。その為、法律でお困りの際には、先ずは、お近くの士業の先生に相談すれば、弁護士を利用すべきかどうかも分かることが多いかと思います。
弁護士はどこに行けば会えますか
2020/12/14
郡上市の皆様に役立つ法律知識を紹介する為の本コラムも今回で100回目になります。これまで続けられたのは、様々な方に当事務所をご利用いただけたおかげです。ありがとうございます。当事務所も、開設から9年以上が経ちましたが、未だに「初めて弁護士と話をした。」という方は多くいらっしゃいます。
近くに法律事務所があれば、相談しやすいかもしれませんが、郡上市内の弁護士事務所は当事務所を含めて3つと数自体が少なく、相談に行くにもどこの事務所が近いのかも分からない方も多くいるかと思います。
弁護士事務所を探すのに、インターネットを利用する方も多いと思いますが、単純なネット検索では、数が多すぎてかえって分からなくなることも多いと思います。
弁護士事務所を探すだけであれば、全国の弁護士が所属する日本弁護士連合会のホームページにある「弁護士検索」を使うのが正確で確実です。
また、各都道府県には、地域ごとの弁護士が所属する弁護士会が存在し、そちらに問い合わせればお住いの近くの弁護士や法律相談場所を案内してもらうことができます。
今後とも当事務所をよろしくお願い致します。
家族の名前なら代わりに書いても良いですか
2020/11/15
生活において様々な契約をする場合に、契約書に署名が必要となりますが、その際に、本人が忙しい等の理由で、家族が契約書の作成を手伝うことがあります。
この時、契約者本人が、家族に対して「代わりに署名して欲しい。」といって印鑑を預けて、家族が代わりに署名する事もあるかと思います。
このように契約者の了解の下、家族が代わりに署名することは、署名ができない本人の代筆にすぎず、違法な行為ではなく、契約も有効と判断されます。
しかし、本人の了解を得ていた事について証拠が無い場合は、後に問題になることもあり、場合によっては契約も無効となりかねません。また、本人が自ら署名する自署が求められている契約においては、契約の性質から、例え本人が了解しても家族が署名することが認められず、時には文書偽造と評価される事もあり得ます。
日常的な契約であれば代わりに書く行為は、問題になることは少ないと考えられますが、自署が求められる契約、借金の為の契約、重要な財産を処分する契約等の重要な契約については、仮に本人が了解していても、家族が代わりに署名せず、本人が署名することが重要です。