2021/2/3
尾藤法律事務所
弁護士
尾藤 望
中学時代の恩師の「君は弁護士にむいている」の一言がきっかけで弁護士を志す。
弁護士資格を取得後、東京での3年半の実務経験を経て、郡上で事務所を開設。
今年で創業10年目。
尾藤法律事務所
郡上市八幡町城南町218-1
0575-67-9107
bito@gujohachiman-lawoffice.com
9:30~17:30
土日祝休み
岐阜県弁護士会所属
郡上でできる仕事を考え
選んだのが弁護士
「人の人生に深く関わり、人の助けになる、こんなやりがいのある仕事はない」と魅力を話す尾藤さんに仕事と地域の魅力をお聞きしました。
私が子どもの頃、実家は土木業を営んでいました。ですが、その当時土木業がこれから先厳しい時代と言われており、会社勤めというのも気が向かず、将来、郡上で暮らしたいと思っていた私は、自分が郡上でできる仕事は何だろうと悩んでいました。将来の進路選択を考えていた際、中学時代の恩師に言われた「君は弁護士に向いている」という一言で弁護士を目指しました。具体的な仕事内容を理解したのは、中央大学に入学し実際の弁護士に出会ってからです。物事には良い面と悪い面がありますが、弁護士は多面的・客観的視点で事例を見て関わり、依頼者にとって一番いい解決法を提案できる、やりがいのある仕事だと思います。
今から10年前です。弁護士資格取得後、3年半東京の弁護士事務所で勤め帰省しました。東京にはインパクトの大きな仕事があり、一時は40歳位になったら郡上に帰ることも考えました。しかし、全力で働くうちに、仕事に追われるだけの生活に疑問を感じ、また長く働くことでお客様との関わりと責任が強くなり、長く働いては郡上へ帰れなくなると感じ、三年半で帰省しました。帰省前は、郡上で仕事が成り立つかなど不安もありました。1年やってみて、赤字にならないことが分かり、腰が据わりました。
岐阜県の人は、協調性があり無理なことは言わない気質だと思います。ただ未だに正当な権利を主張せず我慢をしてしまっている人もいると感じています。暮らしの中で疑問を感じる時は、法律扶助の制度もありますので気軽に相談ください。GUJO+コラムにも、相談事例を毎月掲載しています。ぜひ参考にしてください。
郡上は、人が人らしい生活のできる贅沢な場所だと思います。すぐ近くに自然があり、毎日がワーケーションのような場所です。多くの人が地域に愛着を持ち、伝統文化を大切にし、新しい発見に何度も会えるこの地域での暮らしに感謝したいと思っています。