2017/7/12
前回空き家の所有者に対する損害賠償請求の話を紹介しましたが、損害賠償に限らず空き家に動物が住みついたり、敷地内の木の枝が自宅にまで伸びてきて困ったりした際には、空き家の所有者を確認し対処をお願いしたい場合もあるかと思います。
誰が所有者かについては、家の表札や自治会や近所の人からの情報等で知ることができることもありますが、そのような情報がないと誰の所有者かも分からないままとなってしまいます。
そのような場合、まずはお近くの法務局に行き、不動産の登記事項証明書を取得することで誰の所有かを確認することができます。
調べたい家の所在地の地番等を地図で確認し、法務局の窓口で必要書類に所在地等を書けば、不動産の所有者の住所・氏名・不動産の種類・構造・床面積等が記載されている登記事項証明書が手に入り、それで誰の空き家かが分かります。
登記事項証明書の良いところは、誰でも全国の法務局で取得できる点であり、弁護士などを利用することなく自分で調べることができます。
ただし、建物は登記がない場合もある為、そのような未登記の建物を調べたい時は弁護士等に御相談ください 。