2025/1/1
交通事故によって怪我をした場合、事故当初の予想よりも治療期間が長くなることもあります。病院への通院は、治療の必要性がある限りは続けるものであり、原則は、医師の指導にしたがって通院回数や期間を決めることになります。
ただし、常に医師の指導どおり通院が出来るとは限らず、中には、仕事の都合等で、通院をあまりしないような場合がありますが、その場合には注意が必要です。
交通事故では、事故の原因が全面的に相手方にある場合、治療費の全額を相手方が負担しますが、この治療費の支払は、事故との関連性のある治療に限られます。
この関連性は、事故日から、定期的に通院を続けていれば容易に判断できますが、事故から数ヵ月経っても痛みが引かなくて、ようやく初めて病院に行った場合には、医師からしても、事故が原因なのか、事故から数ヵ月の間の別の原因(仕事上の怪我等)で痛みが発生したかが分からなくなります。
このような場合、事故を起こした相手方から治療費の支払いを拒絶されることにもなりかねません。その為、事故で怪我をした場合は、医師の指導に従って事故当初からの定期的な通院が重要です。