2014/7/15
前回に続き、交通事故の損害賠償請求に関する内容を紹介させていただきます。
交通事故が発生した際、多くの場合、自動車の運転手は自動車保険に加入している為、加害者側の保険会社が事故を起こした当事者に代わって損害賠償を行うのが実情です。
自動車事故で紛争となるケースは、この保険会社の支払が十分でないと感じるときであり、法律の知識がないと最終的に金額が妥当かどうかも不明瞭となり、なかなか話し合いによる示談がまとまらない場合もあります。
自動車事故の場合これまで数多くの事例の集積と裁判基準が確立されていることにより、損害賠償の額の計算が可能となっているため、問題となる自動車事故においてどのぐらいの金額が請求できるかは計算可能です。
その為、相手方の保険会社から最終的な支払金額の提案がなされた時は、請求する側も妥当な金額かどうかは一度検討しておくことは重要であり、特に裁判によらず示談で解決する場合は、相手方の保険会社が裁判基準より低額となる金額を提案することが多いので注意が必要です。
相手方が提案する金額が妥当かどうか心配なときは、示談の前に弁護士等に御相談の上、事案に見合った金額を見積もってもらうことが重要です。