2025/10/3
有名人が不貞行為をしたことが、ニュース等で取り上げられることがあります。不貞行為とは、配偶者のある者が自由な意思に基づいて配偶者以外の者と性的関係を結ぶことであり、法的には、不貞行為をした配偶者に対して、他方の配偶者は、離婚を請求することができます(民法770条1項1号)。
この時、合わせて不貞行為をした夫又は妻に対して慰謝料の請求をすることも可能です。この他、不貞行為の相手方となった女性又は男性に対しても、他方の配偶者は、慰謝料の請求ができます。
これは不貞行為を行った者が、他方の配偶者の夫又は妻としての権利を侵害しているためであり、他方の配偶者の被った精神上の苦痛を慰謝すべき義務があるからです。
この慰謝料を支払う義務は、不貞行為を行った配偶者と二人で負う共同の責任であり、一方が慰謝料を支払った場合、他方の支払い義務も軽減される関係にあります。
また、一方のみが支払った場合、支払っていない他方に対してその責任分の支払いを求めることも可能で、不貞行為の相手方のみが支払いを行った後、不貞行為をした夫又は妻に、その責任分を請求することが可能です。